修復・補綴治療 restorative-and-prosthodontics
補綴治療とはどういった治療?
補綴治療とは、被せ物やブリッジ、入れ歯などの治療を指します。歯が欠けたり、歯を失ったりしてしまった場合に、補綴治療で修復をします。
補綴治療・審美修復治療:被せ物(クラウン)
大きな虫歯の治療や歯が欠けてしまった部分を補う治療になります。
素材は、メタル・セラミック・ゴールドの3種類が使われ、素材それぞれ特徴が大きく違います。
メタル
メタルは12%金銀パラジウム合金です。概ね奥歯などの補綴治療に用いられる素材です。
メリット:保険適用なので安価にできる。手入れをすれば長持ちする。
デメリット:審美性が良くない。天然の歯に比べ若干固いので、隣の歯を傷つけてしまう可能性があります。
セラミック
陶材で作られるセラミックは、天然の歯に近い色をしており、審美性が高いのが特徴です。
メリット:審美的に自然な色に回復できる。
デメリット:割れる・欠ける可能性がある。天然の歯よりも硬いので、天然の歯を傷つけてしまう可能性がある。
ゴールド
ゴールドは18K以上の金合金です。審美性は低いですが、機能的には最も優れている素材になります。
メリット:材質のノビが良く適合が良い。天然の歯と同じ硬さなので、他の歯への影響が天然の歯と変わらない。
デメリット:審美性において、セラミックに劣る。
被せ物は審美性と機能性の2つに分かれる
自費診療での治療をご希望の場合は、審美性(見た目)と機能性のどちらかの選択になります。
オールセラミックスは、天然の歯と同じ色の被せ物になりますので、審美性は非常に高くなります。また、金属を使用しないので金属アレルギーの方も安心して使えますが、メタルボンドと違い、金属を使用しない分強度が下がってしまうので、強い力がかかると、破損してしまう可能性があります。
セラミックは審美性と強度の関係から、主に前歯部などの人から見えてしまう部分に使用することが多いです。
※もちろん、奥歯に使用することもあります。
ゴールドは、セラミックに比べて審美性に劣ります。そのため、機能的に優れていても選ばれないことが多いです。 しかし、ゴールドはフィット感が非常によく虫歯になりにくいという特徴があり、また天然の歯と同じ硬さなので、セラミックに比べ、天然の歯と同じように摩耗していきますので、素材として非常に優れています。 ゴールドを選ばれる方は、奥歯などの強い力がかかる部分に用いられることが多いです。
補綴治療:ブリッジ
ブリッジは名前の通り、失った歯の前後に橋を架けるように人工の歯で補う治療です。 ブリッジは前後の歯と連結することで、支える歯の負担を軽減します。
ブリッジには、保険診療と自費診療があります。
ブリッジには、保険が適用になるものと、自由診療になるものがあります。何が違うのか?というと、“素材の違い”になります。ブリッジを装着する場所に応じて適した素材が変わるのですが、自由診療でブリッジを作成するほうが選択肢が広くなります。また、装着する部分によっても選ぶ素材が変わりますので、ブリッジが必要になった場合は歯科医師にご相談ください。
補綴治療:入れ歯
入れ歯は失った歯を補う治療ですが、部分的に補う「部分入れ歯」、すべてを補う「総入れ歯」があります。
当院では、保険診療の入れ歯だけでなく、金属床・ノンクラスプデンチャー(金属を使わない入れ歯)での自由診療での入れ歯を作成することもできます。装着感や見た目が大きな違いではありますが、保険治療でもメインテナンスをきちんと行って使用すれば、ある程度長持ちします。
入れ歯の悩み
- 入れ歯が外れやすい
- 入れ歯で噛むと痛い
- 違和感があってあまり入れ歯を装着していない
こういった症状やお悩みがある場合は、現在お持ちの入れ歯を調整したり、再度作成し直す必要があります。
放っておくと、お口にも身体のバランスにも良くないので、お早めにご相談ください。
患者様ご自身が求める入れ歯を作成しますので、入れ歯をお考えの方はお気軽にご相談ください。